2016.11.6
日本政府観光局発表 9月訪日外客数
日本政府観光局(JNTO)は19日、2016年9月分の訪日外客数(推計値)を発表した。2015年対比での慢性的な円高傾向の市場への影響が注目されているが、一部の国での休暇などによる訪日需要が高まり、9月としての過去最高を更新した。
2016年9月は前年同月比19.0%増の191万8,200人の訪日外客数となり、9月としての過去最高だった昨年を30万人程度上回り、過去最高を更新した。これで2016年の累計訪日外客数は1,798万人となり、昨年の9月までの累計値を24.1%上回って推移している。
中国市場は一桁台の伸びに留まる
中国市場は前年同月比6.3%増の522,300 人となり、9月としての過去最高を更新した。過去最高ではあるものの、伸び率は一桁台にとどまっている。上述した通り、台風などの影響によるクルーズ船のキャンセルなどが要因と考えられている。
韓国市場は40%を超える伸び
韓国市場は前年同月比42.8%増の430,600人となり、9月としての過去最高を更新した。航空路線の新規就航や訪日プロモーションが訪日需要を押し上げているとみられている。
台湾市場も9月としての過去最高を更新
台湾市場は前年同月比14.7%増の347,500人となり、韓国、中国と同様に9月としての過去最高を更新した。中秋節が4連休だったことなどが影響していると考えられている。