2016.08.28
訪日観光客が体験した日本での歯科治療
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歯を大切にすることは、おいしく食事ができるだけでなく、外見を美しく保ち、健康に暮らすことにもつながる。中国人ブロガーの東霖波(ハンドルネーム)さんはこのほど、日本の歯科医の技術は中国よりも高いと述べ、「日本に行く機会がある人は日本で歯科に行くよう」勧めた。
東霖波さんは昔、日本滞在中に歯痛に耐え切れず歯医者にかかったそうだが、その治療がとても上手だったそうだ。中国帰国後に歯科医に行ったところ、日本での治療痕に驚かれたという。その後も歯医者にかかるたびにまじまじと見られ、「どこで治療したのか」と聞かれるそうだが、中国の歯科医が驚く理由は「中国にはない技術」で治療されていたかららしい。
日本で治療した歯はその後、何年経っても問題ないそうだが、中国で治療した歯は1年ほどで逆に悪化してしまい、東霖波さんは「日本でなければ治らない」とわざわざ訪日。日本の歯科医で見たレントゲンや治療に使う機械は、いずれも中国では見たことがないものばかりだったうえ、歯科医の対応も親切で、つくづく「日本の歯科治療はやはり進んでいる」と感じたという。
中国の歯医者は衛生面に問題があるケースが多く、また技術や設備にも遅れが見られるのが現状だ。中国人としても「歯の健康」に対する意識は低く、歯医者にかかった時にはすでに手遅れになっているケースが多い。また、歯医者は虫歯をすぐに抜いてしまうので、若いうちから自分の歯がない中国人も少なくない。
日本では80歳になっても自分自身の歯を20本以上残すことを目指して「8020運動」が展開されているほか、「学校保健法」によって児童たちは学校で毎年検診を受けることができる。歯の健康に関する日本の環境はとてもすばらしく、東霖波さんのようにわざわざ海を渡らなくても高い技術の歯科治療を受けられるのは幸せなことだ。(編集担当:畠山栄)