2017.01.6
「サンリオピューロランド」中国で訪日客に電子チケット 輸送費など抑える
2016年12月29日 日本経済新聞
テーマパーク「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)を運営するサンリオエンターテイメント(同)は中国でインバウンド(訪日外国人客)向けに電子チケットの販売を始める。訪日客はスマートフォン(スマホ)でデータを受け取る。来日後はスマホ画面に表示したQRコードをかざして入場する。
買い物から体験型の「コト消費」へ関心が移る中国人訪日客の需要を取り込む。現地の旅行会社を通じ、2017年1月中旬から売り出す予定。これまでは紙のチケットを輸送し、現地の旅行会社70社が訪日客に販売してきた。輸送費や時間、手間がかかっていた。中国内で、電子チケットを扱う現地の旅行会社を将来は30社程度にまで増やす。
サンリオピューロランドは4~9月、前年同期より全体の入場者数が1割増えた。訪日客は全体の約8%を占め、前年同期より1万4000人(38%)増えた。10月以降も訪日客数は順調に伸びているという。